日米首脳会談 →米メディア「安倍首相、トランプにへつらいおべっか外交」.・産経あべる氏「大げさでなく安倍首相通じてトランプ大統領は国際社会を学ぶ」・朝日「異論なし褒めちぎって日米蜜月 米メディア「おべっか」」。産経はあまりにも無批判で翼賛的もネットでは大拡散中

週明け国会は以下重大課題 ①稲田防衛大臣及び防衛省の責任問題 ②金田法務大臣辞任要求 ③首相夫人が名誉校長新設小学校への土地不正払下げ問題 どれか一つでも政権が変わりかねない大問題。が、メディアは①と③は殆ど採上げない。特にテレビは日米首脳関係良好糊塗番組を繰り返す。
 やたら安倍礼賛本著者のフリージャーナリストが各局の報道番組やおちゃらけ政治番組に出て日米首脳会談は大成功、首相外交力を喜々として絶賛、知る権利を毀損されている多くの有権者に「政権うまくやっている、大丈夫」とのフェイクニュースをサブリミする。この国のTVジャーナリズムは瀕死。首脳会談で何か具体的な事が決まったのか。19秒手を握りハグをして一緒に5時間ゴルフをしたから両首脳はすっかり友人同様になったと。中野晃一さんは安倍がマウンティングされているように見えると言う。同意だ。仲良しを過剰に演出する目的は何?

北朝鮮の首脳会談中を狙ったタイミングでミサイル発射、同盟の一層の緊密強化で合意したはずの両国首脳の対応は「米は100%日本と同じ立場にいる」とトランプが短くコメントしただけだ。北の首領は「なんだ、何も変わらないじゃないか」と思ったはずだ。明らかに抑止力は強化されていない。

産経アベル氏「大げさでなく安倍首相通じてトランプ大統領は国際社会を学び、国際社会は安倍首相を通してトランプを知るようになる」。あまりにも無批判で翼賛的言説。件の安倍礼賛本ジャーナリストも全く同じことをテレビで言う。問題はこの手の印象操作が頻繁にメディアで行われる事。

週明け国会は稲田防衛大臣の件を早急に真相を明らかにし、辞任に追い込め。アベイナダその他自民議員が自衛隊員の命を政権維持の道具としか考えていない事が白日の元に晒されることになるのでそれ自体が政権の命取りになるし、現在南スーダンに居る自衛隊員を安全なポジションに移す最良の道。

韓国慰安婦像(少女像)撤去撤回についてabe首相発言「韓国誠意を示せ」 →日韓関係は緊張状態に

安倍晋三首相は8日のNHKの番組で、韓国・釜山の日本総領事館前の慰安婦像設置について「韓国に誠意を示してもらわなねばならない」と述べ、早期の撤去を求めた。日韓両政府は平成26年12月の慰安婦問題に関する合意で「最終的かつ不可逆的な解決」を確認。合意に基づき、日本側は元慰安婦支援などへの10億円拠出を行っている。首相はこれらの経緯に言及し、「たとえ政権が代わろうとも、それを実行することが国の信用の問題だろう」とも強調した。(webサンケイ)
日本政府は中韓国大使を一時帰国させた。韓国国内では首相の「10億円日本政府は払っているのだから韓国も約束を履行せよ」との発言と強硬的措置に「狭量な、誠意のない措置」との声が上がっている。

”「安倍に10億円を返そう」。最大野党「共に民主党」の禹相虎(ウサンホ)院内代表は9日、党の会議でこう訴えた。「(安倍首相は)韓国が日本を相手に詐欺をしたかのように言うが、韓国外相がこれに抗議すらできない、こんな屈辱がどこにあるだろうか」”(朝日新聞デジタルより抜粋)
慰安婦像の再設置は稲田防衛大臣の靖国神社参拝を受けての対応であるが日本の大手メディアは一切といっていいほどこのことを報じていない。稲田は「防衛大臣である稲田朋美が一国民として参拝した」とし、「防衛大臣 稲田朋美」と記帳したと説明。玉串料は私費で払った。この公私の説明は日本語として理解不能である。何も言っていないのと同じである。安倍首相は記者団に「ノーコメント」と言ったがこれは逆に「容認した」と言っているに等しい。現に海外のメディアの反応はそうだ。稲田の靖国神社参拝は真珠湾訪問時の『和解の力」を無意味化し、さらに韓国・米・中からも厳しい批判の声があがった。

慰安婦像は稲田朋美が靖国神社参拝後再設置されているが国内のマスメディアは報じていない。
(内田樹ブログより転載:ルモンドの記事から)

「ルモンド」1月6日は慰安婦問題について短いニュースを報じた。
海外ではこの問題は通常はこういう語り口で報じられているのである。
「慰安婦」で日本政府はソウルの駐韓大使を召還。 日本は釜山領事館前への帝国軍の性奴隷(des esclaves sexuelles de l’armée impériale)を記憶する像の設置に抗議する意向である。 日本は1月6日金曜日に釜山の領事館前に12月に日本帝国軍の性奴隷(いわゆる「慰安婦」)を記憶する像が設置されたことに抗議して大使を一時的に召還すると発表した。 この問題は日韓関係に長年にわたって毒してきた。韓国人たちの多数はこれを1910年から45年にかけての植民地支配時代に日本によって犯された権力濫用と暴力のシンボルと見なしているからである。 歴史家たちの多くは最大で20万人の女性たち(多くは韓国人、その他に中国人、インドネシア人,その他のアジア諸国民を含む)が帝国軍の売春宿に強制的に徴募された(ont été enrôlées de force dans les bordels de l’armée impériale)とみている。 「日本と韓国は2015年に締結された協定が慰安婦問題について決定的かつ不可逆的に解決したと認めている。これにもかかわらず像が設置されたことは両国関係にとって遺憾な結果である」と日本政府のスポークスマンである菅義偉は述べた。 長嶺安政大使の召還に加えて、菅氏は釜山総領事も一時的に召還し、経済についてのハイレベルの会議も延期し、二国間為替についての新協定についての折衝も中止することとした。日本側は像の撤去を求めている。 ソウルは外務省スポークスマンCho June-Hyuckを通じて、日本政府の決定を「きわめて遺憾」なものとした上で、韓国政府は引続き「韓国と日本の相互の信頼関係を追求してゆく」と述べた。 両国は「決定的かつ不可逆的な」協定に合意し、それに則って、日本は「誠実な遺憾の意」を表紙、10億円の損害賠償を生存者の支援のための基金に供与した。 像は12月28日に釜山の南港市街に韓国の活動家によって設置されたが、これはソウルの日本大使館前に建てられた像のコピーである。いったんは撤去されたが、釜山の地方自治体が決定を撤回したために、活動家たちは再びこれを設置した。 この決定撤回は12月29日の日本の稲田朋美防衛相の靖国神社参拝を承けてなされた。靖国神社は日本の戦争犯罪者を祀った神社である。このふるまいは韓国、中国からは挑発とみなされた。 ソウルの像は肩に小鳥がとまったブロンズの少女の座像であり、韓国内ではよく知られたものである。日本は2015年の協定調印後にこれが撤去されるべきものだと考えているが、ソウルはその可能性を検討すると言うに止めている。以来一年活動家たちはその撤去を阻止するために24時間体制で監視している。 韓国内には同じ像が20以上あり、米国やカナダなど他の国にも10ほどの像が設置されている。